この3月、我が息子も6年に渡った小学校生活を卒業しました。そのお祝いも兼ねて先日、大阪へ一泊旅行をしてきました。
息子は、未だ新幹線に乗ったことがなく、初の遠距離の旅行経験もさせてあげたかったのです。そして大阪と言えば、何と言っても、ディズニーリゾートと並んで人気沸騰中のUSJ!、このテーマパークの訪問が目玉でした。更に宿泊先として、一度にいろいろなタイプの温泉も楽しもうと、スパワールド 世界の大温泉を選びました。
まず、宿泊先の予約が最初にやらなければならないことでした。昨今、特に関西ではホテル等の予約が、外国からの観光客の増加で、かなり難しくなっているからです。
3ヶ月前の12月1日の朝10時に、ウェヴサイトで、土曜日や日曜日で予約をいくつか試みたのですが、筆頭候補日の土曜日はあっという間に予約済みになってしまいました。結局、月末の日曜日を予約することができました。
次にUSJのチケットを購入しなければなりません。1デイ・スタジオ・パスはもちろんですが、勝手がまるでわからぬ初めてのUSJで、あたふたすることなく、人気のアトラクションに乗る為に、エクスプレス・パス4スタンダードとエクスプレス・パス4スリルを購入したのです。
当初、価格を考慮して、スタンダード4のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド、ジョーズ、ターミネーター2:3ーDの4つのアトラクションで今回は満足しようと思ったのですが、今春3月から開始のザ・フライング・ダイナソーがどうしても体験したくなりました。
エクスプレス・パスの変更や払い戻しはできないことがわかり、結局、ダイナソーが含まれるパス4スリルを追加購入することになったのです。
そのため、前述の4つに加えて、ザ・フライング・ダイナソー、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、バックドラフト、ジェラシック・パーク・ザ・ライドも乗れることとなりました!その代わり、出費は結構高いものになりましたが・・・。
旅行初日はいつもより早く起床し、荷造り等を済ませ、朝ごはんは駅弁にする為、何も食べずに駅に向かいました。いつもは早足の私より、はるかに遅い妻と息子の足取りも、この日はいつになく速かったのでした。
全国各地の有名駅弁を取り揃えた、今ホットな"駅弁屋 祭"は未だ早朝にも係わらず、物凄い人で賑わっていました。新幹線の出発時刻を気にしながら、偶然にも妻も息子も北海道の特産を散りばめた海鮮弁当を、私も蟹をふんだんに使い野菜サラダも加味したヘルシーな丼を手に取り、長蛇の列に並びました。
何故か焦ることなく、この車両がそうだねと言いながら新幹線に乗ると、ちょうどドアが締まり静かに動き始めました。十分余裕を取ったはずなのですが、結構際どい一瞬でした。
新横浜迄は朝食タイムとなりました。そう言えば、昔、車中で弁当を食べる時は、決まって併せて買ったポリ茶瓶の日本茶と冷凍みかんが懐かしく思い出されました。現在はもうないのでしょうか?
まもなく、息子はあらかじめ百均で買ってあげたトランプをおもむろに出し切り始めました。久しぶり〜十数年ぶり?のババ抜きが始まりました。最初こそ、息子がババになったのですが、その後は立て続けに私がババになってしまいました。どうも妻が息子からババを引いた私の表情と仕草をつぶさに見抜き、ババの位置を見抜いていたのだと推察しました。
やがて、朝早かったせいもあり、いつの間にか皆眠りに陥り、名古屋を出た後、京都、そして新大阪に到着しました。駅員に路線を訪ねて、JRで新今宮駅に行けばよいことがわかりました。
自分にとっては久々の大阪で、何故か懐かしい感じでいっぱいです。息子も飛び交う大阪弁を真似しながら、テンションが上がってきたようです。
今日目指すは、ヨーロッパやアジアなど16カ国のお風呂をイメージした温泉を初め、プールやリラクゼーションも満喫できる、巨大温泉テーマパークの「スパワールド世界の大温泉」です。東京の施設とは違うおおらかさがあり、とてもくつろげる楽しいオアシスなのです。
それは、なにわの昭和レトロな下町〜新世界にあり、大阪のシンボル〜通天閣も直ぐそばにあり、大阪人のソウルフード〜串揚げの聖地でもあり、名店がひしめきあっています。
チェックインできる時間迄、未だ時間があるので、一応宿泊の手続きを済ませ、荷物を保管してもらい、写真撮影も兼ねて、昭和の匂いいっぱいの新世界を散策することにしました。日曜の昼前時、多くの老若男女で賑わっていました。
おいしそうな串揚げの名店が細い路地にひしめき合い、呼び込みの声がこだまします。ガイドブックでチェックした串揚げの原点と言われる、だるま総本店を初め、てんぐ、八重勝等老舗の店はどこも行列で直ぐには入れない状態です。そこで店構えも大きく、イチゴやバナナの鮮やかな串揚げ写真が目を引く、エビスと言う店に入ることにしました。
各種串かつとダシたこ焼きのセット、豚玉のお好み焼き、焼きそば等を注文し、目の前の鉄板で自分達で焼き始めました。どれもこれも絶品です。お好み焼きは、全国の中でも、やはり大阪〜関西風が一番おいしいかなぁ〜。
写真で見たフルーツの串揚げは、いつの間にか、息子があっという間に、平らげてしまいました。また、最後に残ったご飯は、鉄板の上に全部空けて、余っていたキャベツを加え、ソースだけで味付けした極めてシンプルな男のチャーハンとしましたが、これもおいしいと皆言ってくれました。これは、私が幼い頃、父親が作ってくれた唯一とも言える手料理でもあります。
その後は、ビリケンさんの置物を初めとする、各種土産物を陳列した店を初め、通天閣界隈の商店街を散策しながら、スパワールドに戻りました。そして早速、世界の大温泉を堪能することにしました。
古代ローマ、ギリシア、アトランティス、イタリア・カプリ島、スペイン、地中海、フィンランドのヨーロッパゾーンと日本、イスラム、ペルシヤ、バリ、ドクタースパ、大檜風呂のアジアゾーンがあるのですが、今月は前者が女性用、後者が男性用になっていました。私はローマやギリシアの風呂を期待していたので、少し残念でしたが・・・。
桜のエキスが入った山里の湯を初めとする各種露天風呂、イスラムの石風呂や大檜風呂などを堪能しました。風呂内の喫茶室では、軽食と各種飲み物が楽しめるのですが、新幹線内で懐かしく思ったあの冷凍みかんを見つけました。それとメロンソーダを注文し、しばし息子と小腹を満たしました。
夕方、最上階にあるプールで身体を鍛えようと息子と行ったのですが、競泳用ではなく、レクリエーション用の流水プールや造波プールで、何と、ウォータースライダーもあったのです。"うずうずバーン"と"ぞくぞくバーン"の2つのコースで乗り放題の申込みをして息子とチャレンジしました。
通常ならば、長い列を作りやっと乗れるのでしょうが、時間帯のせいもあったのかほとんど独占状態で、まさに乗り放題でした。でも、"ぞくぞくバーン"は特に傾斜が急で相当な迫力があったせいか、2回目で息子はお腹が痛くなり、止めることにしました。しかし明日の数々の激しいアトラクションの試し乗りとして、自信を持つことができました。
夜は、昔何度か行った梅田界隈のお好み焼き屋に行こうと思っていたのですが、このスパワールド内にも食事の出来る飲食店が立ち並んでおり、妻も息子も外出せずに、ここでゆっくりしようと口々に言ったので、そうすることにしました。
鶴橋風月と言うお好み焼きの店がとてもおいしそうだったので、そこで夕食をとることにしました。イカと豚肉のお好み焼き、焼きそば以外に、息子はとんぺい焼きを注文しました。
先のプールでウォータースライダーの乗り放題の印のテープを手首に巻かれていましたが、これがいくら引っ張っても、引きちぎろうとしても、また噛み切ろうとしても取れず、鋏しかないと思っていましたが、店内で働く同じ名字のお兄さんに頼み、息子ともども切ってもらいました。有難うございました。
昼間のお好み焼きは、結構楽しみながら、自分達で作ったのですが、正直夕食時の今は、作るのが面倒だなと思っていました。やがて、この店ではスタッフの方々が目の前の鉄板で作ってくれることがわかかったのです。ショー的に見事な手さばきで作られるのを、皆見とれていました。
お好み焼きの具材、厚さ、食感、ソースの味も丁度よく、焼きそばの太麺ももちもち食感で、どれもとてもおいしかったのですが、息子が注文したとんぺい焼きは、とろけるような美味で久々の大ヒットでした。妻は、これ、うちでもできそうだね、と言いました。更に、妻は後で検索したようで、東京にもあるので今度行こうと騒いでいました。
食後は、息子たちが部屋でテレビを見ている間、いつもとは逆に、マッサージをするのではなく受けに!出かけました。リラクゼーションのお店も館内にたくさんあったのですが、気に入った雰囲気の店で予約をしようとすると、1時間半待ちだったので諦め、直ぐ出来る気軽な感じのココチで全身のマッサージを受けました。もちろん強めでお願いしましたが、腰周りはかなり硬かったですねと言われてしまいました。仕事柄仕方ないのです・・・
その後はざっと入浴後、部屋に戻ると、息子が出てきて、母ちゃん寝てるから静かにね、と言われました。もう鼾をかいていました。
翌日はいよいよ、待ちに待った初のUSJ! 当初は、エクスプレス・パスがあるにも係わらず早く行き、開園直後、きゃりーぱみゅぱみゅのアトラクションも最初に並んで乗ろうと思っていましたが、朝はゆっくり過ごすことに急遽変更し、スパワールドを8時半頃出ることになりました。
ユニバーサルシティ駅を降りると、どれもこれも、もう街全体がUSJの雰囲気の建物で、不思議な感じでした。この辺は、ディズニリゾートとは違うと思いました。
そういえば朝食は未だ食べていなかったのですが、マックを見つけ未だそんなに混んではいなかったので、ここに取ることにしました。
USJへの入園は9時半頃になりました。まずは、門の手前で記念撮影し、屋外のあちらこちらで行われるソウルミックスショーなどを見学後、魔法使いの雰囲気がいっぱいのハリー・ポッターのエリアに入りました。エクスプレス・パスの威力で、難なく入ることができました。
バタービールを飲み、筆箱等購入後、パス一番目の、ハリーポッター・アンドザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗りました。私は映画は見ていませんが、さまざまなシーンが3D化され目に飛び込んできて、まるで手を伸ばせばつかめそうな迫力でした。
次に向かったのはのどかな漁村のアミティビレッジで、パス使用はジョーズとなりました。ボートのツアー中、人食いザメの襲撃を受けるのですが、激しい水しぶきの為、かなりびしょびしょになってしまいました。
昼食は定時より早めにと考えていたので、ちょうど直ぐ近くにあったアミティ・ランディングというフライドチキンが名物のレストランで落ち着くことにしました。フライドチキンは息子の大好物なのです。息子と妻はそのセットを、私はシュリンプカツ・サンドセットを注文しました。早い昼食でしたが、皆平らげてしまいました。
その後向かったのは、恐竜が暮らすジェラ紀のジャングル、ジェラシック・パークです。ジェラシック・パーク・ザ・ライドは最後のスプラッシュダウンで、ずぶ濡れになるとのことだったので、あらかじめ百均で購入したレインコートを着たのですが、それでも大部ずぶ濡れになりました。落ちる瞬間の記念写真は、皆、面白い顔をしていたので買うことにしました。
水濡れ系アトラクションの後はお勧めとガイドブックに書かれていた訳でもないのですが、隣のサンフランシスコ・エリアのバックドラフトに自然に向かいました。
大火災の恐怖を描いた映画「バックドラフト」を、撮影秘話なども交えて再現したものです。最後に案内される化学薬品工場では、火柱、熱風、轟音がまるで生き物のように、炎と共にこちらに燃え広がる感じで、結構な迫力でした。
グリークには、現在、消防士の方も5名程、厳しい仕事や訓練後の身体のケアに来られているのですが、まさに命がけの現場での仕事が思いやられ、大変さを痛感してしまいました。
続いてお隣はニューヨーク・エリアです。1930年代の街並みが広がっていて、とてもいい雰囲気です。ここで、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドに乗ることにしました。
高精細3D映像と激しくライドの動きがシンクロするバーチャルな世界で、スパイダーマンと悪の組織との激しいバトルに巻き込まれると言う設定です。ここでの記念写真は、何故か一同沈んだ感じだったので、購入はパスすることにしました。
直ぐ隣はターミネーター2:3-Dで、映画「ターミネーター2」の続編となるオリジナルストーリーです。企業プレゼンに訪れたゲストが、人間とターミネーターとの壮絶な戦いに巻き込まれると言うシナリオで、3D映像と舞台が交錯する近未来バトルが体験できます。巨大スクリーンの迫力満点の3Dバトルが面白かったです。
次は極めてオーソドックスなジェットコースターである、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドです。空を飛ぶような浮遊感が楽しめるマイナスGなる体感が可能なアトラクションです。
各シートにスピーカーが掲載され搭乗中のBGMをセレクトできるようになっています。きゃりーぱみゅぱみゅやSMAPのJPOP等々がありましたが、選曲している余裕などなく、何か英語のハイテンションのチャンネルを選んだようです。
眼鏡や帽子はもちろん、何とファスナーで留めたポケットの中の鍵も財布もすべてロッカーに入れるように担当のスタッフに指示されました。今日も何名か、財布等飛ばしてしまい、二度と出なかったとのアナウンスもありました。
スタート直後の急降下から始まり、女性?の甲高いキャーキャーと言う声が終始近くから響き渡り、これは年甲斐もなく妻の嗄声とてっきり思っていました。私は、久々のオーソドックスなコースターのスリルに酔いしれて感動の声を上げていました。後で息子の声が異常に嗄れていて、あの声は彼だったと判明したのです。
とにかく、このドリーム・ザ・ライドは、回転系等の追加の装飾がなく、ストレイトの急勾配のジェット・コースターの純粋のスリルが凝縮したアトラクションで、今回のUSJの中では私にとっては最高に面白いものでした。でも息子はこれだけは怖かったようで、あの甲高い叫び声も、素直にそれを象徴していたのです。
いよいよ、今回、家族全員、最も楽しみにしていたアトラクション、ザ・フライング・ダイナソーです。
特に、ザ・フライング・ダイナソーは、USJ15周年のクリエイティブ力と技術力が結集したもので、眼下に広がるジェラシック・パークの世界を、猛スピードで駆け抜ける次世代フライング・コースターとの触れ込みです。
世界最長、世界最大の高低差を誇る世界最高のフライング・コースター!スタートからゴールまでスリルが連続する、起伏の激しいコースレイアウトが特徴で、コース全長は1124m!
40m近い高さから手足がぶらぶらの状態での高速落下は、体感重力もハンパなし!あなたは耐えられる?
暴走する恐竜プテラノドンに背中を掴まれ、全身むき出しで空を飛ぶ!ジェラシック・パークの世界を360度振り回される、日常が吹っ飛ぶスリル体験を!
この3月18日にスタートしたばっかのフライング・ダイナソーは、ガイドブックの説明があまりに魅力的で、読むたびにどうしても乗りたくなったのですが、如何せん、これがなかったエクスプレス・パス4スタンダードで十分だと購入を決めたのは私でした。でも、実はパスの交換等は可能だと思っていたのですが・・・
前述したように一度購入すると、変更も払い戻しもできなかったのです。残念だと、たびたび妻に訴えていたのですが、何と妻が、パス4スリルの存在を突き止め、しかも太っ腹で自腹で購入を申し出たのです。今回はこのお言葉に甘えたのは、申すまでもありませんでした。
待ち時間を大幅に短縮したエクスプレス・パス4スリルの入手に至ったのですが、未だこのアトラクション開始前の2月だったことが幸いし、割と簡単に購入できたのです。3月18日のスタート後は、あまりの人気で、このパス自体、何ヶ月か先迄売切れ状態になってしまったようです。将に人気爆発で、開演直後、待ち時間500分ということもありました。私の先読みは正しかったようです。
興味深かったのは、このアトラクションでも、あの甲高い絶叫が再び響いていたことです。今度は、隣の息子が出しているんだなとわかりました。
でも、終了後、息子が異様に興奮して喜んでいることに気が付きました。
「プテラノドン君有難う!本当に有難う!プテラノドン君よかったよ!」
とか
「とうちゃんは前、・・・こう言っていたけど・・・、オレはちゃんとわかっていたんだ!」
とか訳のわからないことを立て続けにしゃべりながら、凄く感動していたのです。
あの絶叫も、先のアトラクションの場合とは全く異なり、今度は歓喜の気持ちイッパイで発していたようです。
気持ちが悪くなるので、幼少の頃から大の苦手であった、コーヒーカップに代表される回転系が若干含まれていて、父ちゃんとしては評価満点のドリーム・ザ・ライドに比べると、やや引くけど、息子は逆にダイナソーが殊の外気に入ったようなのです。
そして、昨今、反抗期の兆しも随所に垣間見えてきた息子ですが、この時ばかりは、息子の昔からの特徴であった極めて子供らしい側面が久しぶりに表れて来て、それが何にも増して嬉しかったのです!
帰りの新幹線は東京行き最終便のひとつ前の時刻のチケットを購入していたのですが、USJの主なアトラクションも堪能満喫し、疲れもあって、夕方6:30頃退園することにしました。
梅田の近くで夕食を取る計画もありましたが、弁当を買って車内で食べることにしました。新大阪駅で買うことにしましたが、弁当屋は意外に限られ、どこも長蛇の列でした。
結局3人とも関西の名物品が詰まった850円の関西味めぐりを選び、私だけ更に880円のかにごはん弁当を買いました。出発すると直ちに弁当を広げて全部平らげてしまいました。やがて、妻と息子は眠りに陥り、私だけ、この2日間の出来事などを手帳にしたためていました。
久しぶりの家族旅行で、初めてのUSJも一気に楽しんだ感じです。宿泊したスパワールドも東京とは又一味違うよさがあり、とても楽しかったです。これからも年に数回は、このような機会を持ちたいものです。
そして息子もいよいよ中学生、昨今、心身共に日々親の手元から離れてゆく感じです。大人に向かって成長してゆく姿は喜ぶべきことなのでしょうが、どこへ行くのにも手をつないで歩き、素直で子供らしく、あどけなさいっぱいだったあの頃が、ふと懐かしく蘇ってきます。
それにしても、ダイナソー乗車後のふるまいはかわいかったなぁ・・・
息子は、未だ新幹線に乗ったことがなく、初の遠距離の旅行経験もさせてあげたかったのです。そして大阪と言えば、何と言っても、ディズニーリゾートと並んで人気沸騰中のUSJ!、このテーマパークの訪問が目玉でした。更に宿泊先として、一度にいろいろなタイプの温泉も楽しもうと、スパワールド 世界の大温泉を選びました。
まず、宿泊先の予約が最初にやらなければならないことでした。昨今、特に関西ではホテル等の予約が、外国からの観光客の増加で、かなり難しくなっているからです。
3ヶ月前の12月1日の朝10時に、ウェヴサイトで、土曜日や日曜日で予約をいくつか試みたのですが、筆頭候補日の土曜日はあっという間に予約済みになってしまいました。結局、月末の日曜日を予約することができました。
次にUSJのチケットを購入しなければなりません。1デイ・スタジオ・パスはもちろんですが、勝手がまるでわからぬ初めてのUSJで、あたふたすることなく、人気のアトラクションに乗る為に、エクスプレス・パス4スタンダードとエクスプレス・パス4スリルを購入したのです。
当初、価格を考慮して、スタンダード4のハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド、ジョーズ、ターミネーター2:3ーDの4つのアトラクションで今回は満足しようと思ったのですが、今春3月から開始のザ・フライング・ダイナソーがどうしても体験したくなりました。
エクスプレス・パスの変更や払い戻しはできないことがわかり、結局、ダイナソーが含まれるパス4スリルを追加購入することになったのです。
そのため、前述の4つに加えて、ザ・フライング・ダイナソー、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、バックドラフト、ジェラシック・パーク・ザ・ライドも乗れることとなりました!その代わり、出費は結構高いものになりましたが・・・。
旅行初日はいつもより早く起床し、荷造り等を済ませ、朝ごはんは駅弁にする為、何も食べずに駅に向かいました。いつもは早足の私より、はるかに遅い妻と息子の足取りも、この日はいつになく速かったのでした。
全国各地の有名駅弁を取り揃えた、今ホットな"駅弁屋 祭"は未だ早朝にも係わらず、物凄い人で賑わっていました。新幹線の出発時刻を気にしながら、偶然にも妻も息子も北海道の特産を散りばめた海鮮弁当を、私も蟹をふんだんに使い野菜サラダも加味したヘルシーな丼を手に取り、長蛇の列に並びました。
何故か焦ることなく、この車両がそうだねと言いながら新幹線に乗ると、ちょうどドアが締まり静かに動き始めました。十分余裕を取ったはずなのですが、結構際どい一瞬でした。
新横浜迄は朝食タイムとなりました。そう言えば、昔、車中で弁当を食べる時は、決まって併せて買ったポリ茶瓶の日本茶と冷凍みかんが懐かしく思い出されました。現在はもうないのでしょうか?
まもなく、息子はあらかじめ百均で買ってあげたトランプをおもむろに出し切り始めました。久しぶり〜十数年ぶり?のババ抜きが始まりました。最初こそ、息子がババになったのですが、その後は立て続けに私がババになってしまいました。どうも妻が息子からババを引いた私の表情と仕草をつぶさに見抜き、ババの位置を見抜いていたのだと推察しました。
やがて、朝早かったせいもあり、いつの間にか皆眠りに陥り、名古屋を出た後、京都、そして新大阪に到着しました。駅員に路線を訪ねて、JRで新今宮駅に行けばよいことがわかりました。
自分にとっては久々の大阪で、何故か懐かしい感じでいっぱいです。息子も飛び交う大阪弁を真似しながら、テンションが上がってきたようです。
今日目指すは、ヨーロッパやアジアなど16カ国のお風呂をイメージした温泉を初め、プールやリラクゼーションも満喫できる、巨大温泉テーマパークの「スパワールド世界の大温泉」です。東京の施設とは違うおおらかさがあり、とてもくつろげる楽しいオアシスなのです。
それは、なにわの昭和レトロな下町〜新世界にあり、大阪のシンボル〜通天閣も直ぐそばにあり、大阪人のソウルフード〜串揚げの聖地でもあり、名店がひしめきあっています。
チェックインできる時間迄、未だ時間があるので、一応宿泊の手続きを済ませ、荷物を保管してもらい、写真撮影も兼ねて、昭和の匂いいっぱいの新世界を散策することにしました。日曜の昼前時、多くの老若男女で賑わっていました。
おいしそうな串揚げの名店が細い路地にひしめき合い、呼び込みの声がこだまします。ガイドブックでチェックした串揚げの原点と言われる、だるま総本店を初め、てんぐ、八重勝等老舗の店はどこも行列で直ぐには入れない状態です。そこで店構えも大きく、イチゴやバナナの鮮やかな串揚げ写真が目を引く、エビスと言う店に入ることにしました。
各種串かつとダシたこ焼きのセット、豚玉のお好み焼き、焼きそば等を注文し、目の前の鉄板で自分達で焼き始めました。どれもこれも絶品です。お好み焼きは、全国の中でも、やはり大阪〜関西風が一番おいしいかなぁ〜。
写真で見たフルーツの串揚げは、いつの間にか、息子があっという間に、平らげてしまいました。また、最後に残ったご飯は、鉄板の上に全部空けて、余っていたキャベツを加え、ソースだけで味付けした極めてシンプルな男のチャーハンとしましたが、これもおいしいと皆言ってくれました。これは、私が幼い頃、父親が作ってくれた唯一とも言える手料理でもあります。
その後は、ビリケンさんの置物を初めとする、各種土産物を陳列した店を初め、通天閣界隈の商店街を散策しながら、スパワールドに戻りました。そして早速、世界の大温泉を堪能することにしました。
古代ローマ、ギリシア、アトランティス、イタリア・カプリ島、スペイン、地中海、フィンランドのヨーロッパゾーンと日本、イスラム、ペルシヤ、バリ、ドクタースパ、大檜風呂のアジアゾーンがあるのですが、今月は前者が女性用、後者が男性用になっていました。私はローマやギリシアの風呂を期待していたので、少し残念でしたが・・・。
桜のエキスが入った山里の湯を初めとする各種露天風呂、イスラムの石風呂や大檜風呂などを堪能しました。風呂内の喫茶室では、軽食と各種飲み物が楽しめるのですが、新幹線内で懐かしく思ったあの冷凍みかんを見つけました。それとメロンソーダを注文し、しばし息子と小腹を満たしました。
夕方、最上階にあるプールで身体を鍛えようと息子と行ったのですが、競泳用ではなく、レクリエーション用の流水プールや造波プールで、何と、ウォータースライダーもあったのです。"うずうずバーン"と"ぞくぞくバーン"の2つのコースで乗り放題の申込みをして息子とチャレンジしました。
通常ならば、長い列を作りやっと乗れるのでしょうが、時間帯のせいもあったのかほとんど独占状態で、まさに乗り放題でした。でも、"ぞくぞくバーン"は特に傾斜が急で相当な迫力があったせいか、2回目で息子はお腹が痛くなり、止めることにしました。しかし明日の数々の激しいアトラクションの試し乗りとして、自信を持つことができました。
夜は、昔何度か行った梅田界隈のお好み焼き屋に行こうと思っていたのですが、このスパワールド内にも食事の出来る飲食店が立ち並んでおり、妻も息子も外出せずに、ここでゆっくりしようと口々に言ったので、そうすることにしました。
鶴橋風月と言うお好み焼きの店がとてもおいしそうだったので、そこで夕食をとることにしました。イカと豚肉のお好み焼き、焼きそば以外に、息子はとんぺい焼きを注文しました。
先のプールでウォータースライダーの乗り放題の印のテープを手首に巻かれていましたが、これがいくら引っ張っても、引きちぎろうとしても、また噛み切ろうとしても取れず、鋏しかないと思っていましたが、店内で働く同じ名字のお兄さんに頼み、息子ともども切ってもらいました。有難うございました。
昼間のお好み焼きは、結構楽しみながら、自分達で作ったのですが、正直夕食時の今は、作るのが面倒だなと思っていました。やがて、この店ではスタッフの方々が目の前の鉄板で作ってくれることがわかかったのです。ショー的に見事な手さばきで作られるのを、皆見とれていました。
お好み焼きの具材、厚さ、食感、ソースの味も丁度よく、焼きそばの太麺ももちもち食感で、どれもとてもおいしかったのですが、息子が注文したとんぺい焼きは、とろけるような美味で久々の大ヒットでした。妻は、これ、うちでもできそうだね、と言いました。更に、妻は後で検索したようで、東京にもあるので今度行こうと騒いでいました。
食後は、息子たちが部屋でテレビを見ている間、いつもとは逆に、マッサージをするのではなく受けに!出かけました。リラクゼーションのお店も館内にたくさんあったのですが、気に入った雰囲気の店で予約をしようとすると、1時間半待ちだったので諦め、直ぐ出来る気軽な感じのココチで全身のマッサージを受けました。もちろん強めでお願いしましたが、腰周りはかなり硬かったですねと言われてしまいました。仕事柄仕方ないのです・・・
その後はざっと入浴後、部屋に戻ると、息子が出てきて、母ちゃん寝てるから静かにね、と言われました。もう鼾をかいていました。
翌日はいよいよ、待ちに待った初のUSJ! 当初は、エクスプレス・パスがあるにも係わらず早く行き、開園直後、きゃりーぱみゅぱみゅのアトラクションも最初に並んで乗ろうと思っていましたが、朝はゆっくり過ごすことに急遽変更し、スパワールドを8時半頃出ることになりました。
ユニバーサルシティ駅を降りると、どれもこれも、もう街全体がUSJの雰囲気の建物で、不思議な感じでした。この辺は、ディズニリゾートとは違うと思いました。
そういえば朝食は未だ食べていなかったのですが、マックを見つけ未だそんなに混んではいなかったので、ここに取ることにしました。
USJへの入園は9時半頃になりました。まずは、門の手前で記念撮影し、屋外のあちらこちらで行われるソウルミックスショーなどを見学後、魔法使いの雰囲気がいっぱいのハリー・ポッターのエリアに入りました。エクスプレス・パスの威力で、難なく入ることができました。
バタービールを飲み、筆箱等購入後、パス一番目の、ハリーポッター・アンドザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗りました。私は映画は見ていませんが、さまざまなシーンが3D化され目に飛び込んできて、まるで手を伸ばせばつかめそうな迫力でした。
次に向かったのはのどかな漁村のアミティビレッジで、パス使用はジョーズとなりました。ボートのツアー中、人食いザメの襲撃を受けるのですが、激しい水しぶきの為、かなりびしょびしょになってしまいました。
昼食は定時より早めにと考えていたので、ちょうど直ぐ近くにあったアミティ・ランディングというフライドチキンが名物のレストランで落ち着くことにしました。フライドチキンは息子の大好物なのです。息子と妻はそのセットを、私はシュリンプカツ・サンドセットを注文しました。早い昼食でしたが、皆平らげてしまいました。
その後向かったのは、恐竜が暮らすジェラ紀のジャングル、ジェラシック・パークです。ジェラシック・パーク・ザ・ライドは最後のスプラッシュダウンで、ずぶ濡れになるとのことだったので、あらかじめ百均で購入したレインコートを着たのですが、それでも大部ずぶ濡れになりました。落ちる瞬間の記念写真は、皆、面白い顔をしていたので買うことにしました。
水濡れ系アトラクションの後はお勧めとガイドブックに書かれていた訳でもないのですが、隣のサンフランシスコ・エリアのバックドラフトに自然に向かいました。
大火災の恐怖を描いた映画「バックドラフト」を、撮影秘話なども交えて再現したものです。最後に案内される化学薬品工場では、火柱、熱風、轟音がまるで生き物のように、炎と共にこちらに燃え広がる感じで、結構な迫力でした。
グリークには、現在、消防士の方も5名程、厳しい仕事や訓練後の身体のケアに来られているのですが、まさに命がけの現場での仕事が思いやられ、大変さを痛感してしまいました。
続いてお隣はニューヨーク・エリアです。1930年代の街並みが広がっていて、とてもいい雰囲気です。ここで、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドに乗ることにしました。
高精細3D映像と激しくライドの動きがシンクロするバーチャルな世界で、スパイダーマンと悪の組織との激しいバトルに巻き込まれると言う設定です。ここでの記念写真は、何故か一同沈んだ感じだったので、購入はパスすることにしました。
直ぐ隣はターミネーター2:3-Dで、映画「ターミネーター2」の続編となるオリジナルストーリーです。企業プレゼンに訪れたゲストが、人間とターミネーターとの壮絶な戦いに巻き込まれると言うシナリオで、3D映像と舞台が交錯する近未来バトルが体験できます。巨大スクリーンの迫力満点の3Dバトルが面白かったです。
次は極めてオーソドックスなジェットコースターである、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドです。空を飛ぶような浮遊感が楽しめるマイナスGなる体感が可能なアトラクションです。
各シートにスピーカーが掲載され搭乗中のBGMをセレクトできるようになっています。きゃりーぱみゅぱみゅやSMAPのJPOP等々がありましたが、選曲している余裕などなく、何か英語のハイテンションのチャンネルを選んだようです。
眼鏡や帽子はもちろん、何とファスナーで留めたポケットの中の鍵も財布もすべてロッカーに入れるように担当のスタッフに指示されました。今日も何名か、財布等飛ばしてしまい、二度と出なかったとのアナウンスもありました。
スタート直後の急降下から始まり、女性?の甲高いキャーキャーと言う声が終始近くから響き渡り、これは年甲斐もなく妻の嗄声とてっきり思っていました。私は、久々のオーソドックスなコースターのスリルに酔いしれて感動の声を上げていました。後で息子の声が異常に嗄れていて、あの声は彼だったと判明したのです。
とにかく、このドリーム・ザ・ライドは、回転系等の追加の装飾がなく、ストレイトの急勾配のジェット・コースターの純粋のスリルが凝縮したアトラクションで、今回のUSJの中では私にとっては最高に面白いものでした。でも息子はこれだけは怖かったようで、あの甲高い叫び声も、素直にそれを象徴していたのです。
いよいよ、今回、家族全員、最も楽しみにしていたアトラクション、ザ・フライング・ダイナソーです。
特に、ザ・フライング・ダイナソーは、USJ15周年のクリエイティブ力と技術力が結集したもので、眼下に広がるジェラシック・パークの世界を、猛スピードで駆け抜ける次世代フライング・コースターとの触れ込みです。
世界最長、世界最大の高低差を誇る世界最高のフライング・コースター!スタートからゴールまでスリルが連続する、起伏の激しいコースレイアウトが特徴で、コース全長は1124m!
40m近い高さから手足がぶらぶらの状態での高速落下は、体感重力もハンパなし!あなたは耐えられる?
暴走する恐竜プテラノドンに背中を掴まれ、全身むき出しで空を飛ぶ!ジェラシック・パークの世界を360度振り回される、日常が吹っ飛ぶスリル体験を!
この3月18日にスタートしたばっかのフライング・ダイナソーは、ガイドブックの説明があまりに魅力的で、読むたびにどうしても乗りたくなったのですが、如何せん、これがなかったエクスプレス・パス4スタンダードで十分だと購入を決めたのは私でした。でも、実はパスの交換等は可能だと思っていたのですが・・・
前述したように一度購入すると、変更も払い戻しもできなかったのです。残念だと、たびたび妻に訴えていたのですが、何と妻が、パス4スリルの存在を突き止め、しかも太っ腹で自腹で購入を申し出たのです。今回はこのお言葉に甘えたのは、申すまでもありませんでした。
待ち時間を大幅に短縮したエクスプレス・パス4スリルの入手に至ったのですが、未だこのアトラクション開始前の2月だったことが幸いし、割と簡単に購入できたのです。3月18日のスタート後は、あまりの人気で、このパス自体、何ヶ月か先迄売切れ状態になってしまったようです。将に人気爆発で、開演直後、待ち時間500分ということもありました。私の先読みは正しかったようです。
興味深かったのは、このアトラクションでも、あの甲高い絶叫が再び響いていたことです。今度は、隣の息子が出しているんだなとわかりました。
でも、終了後、息子が異様に興奮して喜んでいることに気が付きました。
「プテラノドン君有難う!本当に有難う!プテラノドン君よかったよ!」
とか
「とうちゃんは前、・・・こう言っていたけど・・・、オレはちゃんとわかっていたんだ!」
とか訳のわからないことを立て続けにしゃべりながら、凄く感動していたのです。
あの絶叫も、先のアトラクションの場合とは全く異なり、今度は歓喜の気持ちイッパイで発していたようです。
気持ちが悪くなるので、幼少の頃から大の苦手であった、コーヒーカップに代表される回転系が若干含まれていて、父ちゃんとしては評価満点のドリーム・ザ・ライドに比べると、やや引くけど、息子は逆にダイナソーが殊の外気に入ったようなのです。
そして、昨今、反抗期の兆しも随所に垣間見えてきた息子ですが、この時ばかりは、息子の昔からの特徴であった極めて子供らしい側面が久しぶりに表れて来て、それが何にも増して嬉しかったのです!
帰りの新幹線は東京行き最終便のひとつ前の時刻のチケットを購入していたのですが、USJの主なアトラクションも堪能満喫し、疲れもあって、夕方6:30頃退園することにしました。
梅田の近くで夕食を取る計画もありましたが、弁当を買って車内で食べることにしました。新大阪駅で買うことにしましたが、弁当屋は意外に限られ、どこも長蛇の列でした。
結局3人とも関西の名物品が詰まった850円の関西味めぐりを選び、私だけ更に880円のかにごはん弁当を買いました。出発すると直ちに弁当を広げて全部平らげてしまいました。やがて、妻と息子は眠りに陥り、私だけ、この2日間の出来事などを手帳にしたためていました。
久しぶりの家族旅行で、初めてのUSJも一気に楽しんだ感じです。宿泊したスパワールドも東京とは又一味違うよさがあり、とても楽しかったです。これからも年に数回は、このような機会を持ちたいものです。
そして息子もいよいよ中学生、昨今、心身共に日々親の手元から離れてゆく感じです。大人に向かって成長してゆく姿は喜ぶべきことなのでしょうが、どこへ行くのにも手をつないで歩き、素直で子供らしく、あどけなさいっぱいだったあの頃が、ふと懐かしく蘇ってきます。
それにしても、ダイナソー乗車後のふるまいはかわいかったなぁ・・・