おかげさまで、東京のマッサージの激戦地、神田で開業以来10周年〜11年目を迎えることができました!有難うございます。
マッサージと言えば、駆け出しの修行時代、忘れられない言葉があります。マッサージで一番大切なことは・・・私が初めて飛び込んでいったマッサージ繁盛店の社長の言葉です。
指や腕の力で押すのではない、全身の体重を自然に垂直に手に掛ける、・・・勉強した、いくつかの注意点が、頭をよぎりました。でも、決してそんなことではありませんでした。
『目の前に横たわるお客さんの身体、それが自分の一番大切な宝物と思い接しなさい。』ということでした。
今でも思い出しては、その意味するところを、噛み締めています。
大げさかもしれませんが、マッサージしているとき、お客さんと私の間で、無意識下での交流があるのかもしれませんね。
ですから、たとえ、テクニカルな技術自体がどんなに素晴らしくても、心?の交流がぞんざいだと、そのテクニックも届かないのだと思うのです。
オリンピックの東京招致成功で今はやりの、おもてなしの心にも通じるものがあるのかもしれません。
あと、鍼灸とマッサージの専門学校の卒業パーティーでの校長先生の言葉も忘れられません。
『我々の学校の生徒も、昔は女性はほんの一部に過ぎなかったが、今では男女半々と様変わりしている。彼女たちが卒業し、元気に活躍している。現在、医療分野においては、レディースクリニック等、いわゆる女性スタッフだけの、女性専科の医療機関が大変増えている。治療院も女性専科のところが増加し、我々男にとっては、ある意味、とても厳しい時代になってきた。でも、大丈夫、男は男で勝負すればいいんだから。』と。
確かに、女性が癒されるサロンは街中あまたある中、男性を主な対象にしたまじめなサロンはほとんど皆無なのが現状です。
男はつらいよ、ではないですが、男性は本来、弱い生物、損な役回りのような気がします。それでいてストレス解消の方法は、女性と比べて極めて限られているし、不得手なような気がします。そして、レディースデーはあってもメンズデーはまず聞かない。消費の多くの分野でも女性が優遇され、男性は蚊帳の外です。社会的制約も多い男性こそ、職場と家庭以外の駆け込める隠れ家的場所、もっと開放感あふれる雰囲気下で、心身ともにくつろげて、癒される場所が必要なのではないでしょうか。
その力に自分がなれたら・・・当初からそんな気持ちがありました。
男にしかわからない男の気持ち。そんなことをさりげなく汲み取りながら、このような客商売においても、同性であるメリットを存分に生かしてやっていきたい。治療やリラクゼーション分野で、女性であることを武器にバリバリ活躍する彼女たちを見ながらそう思っていました。
私も疲労が溜まるとケアを受けます。あ、そこ!という鍼でしか味わえないツボに当たったときの響きも、唾液腺が緩んでくる指圧やあん摩も好きなのですが、単になでるのではない、身体に溶け込んで響き渡っていくような感覚の力強いオイルマッサージの気持ちよさが、個人的には大好きなのです。
だから、オイルマッサージとは無縁の日本の多くの男性方にも、是非受けてもらい、その素晴らしさを味わってもらいたいのです。それにオイルマッサージは、疲労物質の除去作用が大変優れ血行もよくなるので、定期的に受ければ、成人病予防にもつながります。
特に男が満足できるパワフルなオイルマッサージは、やはり海外が主流です。学校の勉強や実技、国内の研修会や講習会ではとても不十分で、海外のあちこちで受けては、とろけそうに感動し、忘れないようにメモを取っては、半端じゃなく硬い身体の妻を相手に練習を重ねて身体に覚えこませ、本当のオイルマッサージなど未経験の多くの日本の男性陣に提供し、こんな素晴らしいものがあるんだと知ってもらいたくて、ここまでやってきました。
おかげさまで、グリークには、各種のスポーツ選手やスポーツを愛好するビジネスマン、格闘技その他の競技で心身を鍛えている、警察官、消防士、自衛官を初め、日々の仕事で疲労やストレスを抱えた多くの男たちが、他の所では決して受けられないと、ケア、メンテ、癒し、くつろぎを求めて日々来院されてます。
このようなグリークですが、どうぞ初めての方も、他では味わえない最上の時間を過ごしにお越し下さい。決して、がっかりはさせないと確信しています。