14周年に当たって

日々の忙しさの中、15年目〜14周年もあっという間に過ぎてゆきました。正直、もうこれだけの長い年月を経験したという実感が全くないのですが、一方グリークのコンセプト〜自分の求めている治療院の対象の絞込みや治療スタイルが、ようやく形となって出来上がってきたと感じている今日この頃なのです。

この都心の一角の小さな場所で、働き盛りの男たち、スポーツで勝負するハードな男たち、トレーニングで身体を鍛える男たちを、心身両面でサポートし、尽力してゆける体制になってきたという事です。

グリークの対象の理由や特徴の具体的な説明は、「10周年に当たって」と「11周年に当たって」をお読み下さい。

要するに、本当によい〜奥深い治療を、最適な雰囲気下で、特徴を十分出しながら、遂行していく為にはどうしても対象を絞っていく必要があるのです。八方美人的な姿勢では、それなりのサービスしか提供できないと言う訳です。

私は、この業界でトップクラスの東洋鍼灸専門学校で、東洋医学の様々な本質を学ぶと共に、解剖、生理、臨床医学といった勉学やスキルを磨いてきました。一方、臨床経験を積む修行時代は、昼間のマッサージ繁盛店だけではなく、敢えて深夜のサウナでも働いてきました。

昼間だけではなく夜の客層の本当の姿やニーズ、また、施術する側の人間模様(後日、機会があれば、触れてみたいなと思ってますが)の把握や職人的な手法などもマスターしておきたかったからです。これらの経験は今でも大変ためになったと思っています。

一例として、オイルマッサージをあげてみましょう。日本では、女性が施術し、又殆ど女性が受ける、エステ的なマッサージと考えられているのではないでしょうか? 現に日本のほとんどのサウナでは、オイルマッサージの施術者は女性だけです。

でも欧米やアジアの海外では、全く違います。詳しくは書きませんが、まず、施術者〜セラピストは男性が主流です。それは、単に撫でるだけではない、筋肉に圧をかけ続けるオイルマッサージの場合は、まさに指圧でピンポイントの強圧を、連続して身体中にかけなければならず、相当ハードな労力が要求され、まさに男性向きだからです。

私が夜中働いていたサウナの大型店でさえも、オイルマッサージの施術者は女性限定でしたが、その女性の同僚たちは、オイルマッサージの予約が入ると、単価が高いだけに嬉しがっていた反面、通常の指圧系のマッサージと比べて、倍近く疲れるとこぼしていたのです。

また、海外、特に欧米では、各種アスリートやビジネスマンを中心に男たちが、オイルマッサージを受けるのが、ごく一般の習慣となっているのです。

ここ日本でも、仕事を終え疲労困憊した男たちの、オイルマッサージを男性にやってもらいたいと言う声を、深夜のサウナで、かなり耳にしました。

まあ、井の中の蛙とならないよう、絶えずアンテナを張りながら、これからも頑張っていきたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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このページは、greekが2017年11月15日 14:49に書いたブログ記事です。

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