一昨日、息子の小学校の入学式に出席してきました。
昨日までの雨もすっかりやんで、抜けるような気持ちのいい青空が広がっていました。
濃紺のスーツに身を包み、赤いネクタイを締めて、黒のランドセルを背負って、楽しそうに歩く息子。全く知らない沿道のおばさんも、「ご入学おめでとうございます!」と笑顔で声をかけてくれます。「入学式に行くってわかっちゃうのかな?」と、息子もにこにこしながら少し照れていました。
正門の脇には満開の桜、そして大きな国旗がゆらゆらと揺れて入学を祝福してくれています。つい最 近、友達になったばかりの近所の子供たちの名前を、呼び捨てで大声で呼び合いながら、はしゃぐ息子を見て、あ、これで大丈夫だなと一安心する自分でした。
式が始まると、まずは全員起立で、いきなりの国歌斉唱でした。もう嬉しくなってしまい、自分も久々に、大きな声で歌ってしまいました。
校長先生の挨拶も、実にシンプルで心に響く言葉でした。挨拶は大きな声でしっかりしましょう! 人の話を聞くときは、おしゃべりせず、静かに聞きましょう! 言葉は、です、ますの最後までしっかり話しましょう!の3つでした。
そう言えば、在校生が式場までの廊下にずらりと並んで、私たちに、口々に元気な挨拶の言葉を掛けてくれました。先輩の上級生が、親から離れた息子の肩に手を掛けながら誇らしげに誘導し、優しく〜かわいらしく面倒を見てくれていました。正門での第一印象から始まり、もうすっかりこの学校を気に入っている自分に気づきました。
さあ、新たな旅立ちですね。
少し親から手が離れ、頼もしくなった息子に、ちょっと一抹の寂しさを感じながらも、愛する息子が、このような素晴らしい入学式を迎えることができたことに、感謝いっぱいのひとときでした。