世界一身体に優しい日本独自の刺入法!日本製使い捨て鍼使用!スポーツ鍼灸!
はり・きゅうが特に有効で、グリーク治療院で注力している主な疾病領域としては、各種スポーツ障害の治療や予防を対象とするスポーツ鍼灸を筆頭に、ぎっくり腰、五十肩、膝関節症、変形性股関節症、頸肩腕症候群、むち打ち症、寝違え、坐骨神経痛、腱鞘炎等、運動器疾患がまずは挙げられます。
日本製で滅菌済みの使い捨てばりを使用します。痛くない細いはり、それほど熱くない間接きゅう、優しい 治療で、効果は抜群です。 |
このはり・きゅう治療は、東洋医学の一つの柱で、昨今、徐々に関心が高まっています。ただ、スポーツ選手などは日常のケアで、結構身近なのですが、まだ一般の人たちにはなじみが薄いようです。この場を借りて、以下に、そのポイントを、意外な観点から、くだいた形で、ご説明しておきます。
【はり・きゅう治療が普通となる時代が来る?】
日本では、薬と外科手術をメインとする西洋医学が正式に採用される以前は、実は、はり・きゅう治療がメインの医療として活躍していました。江戸時代は最も盛んでした。遺伝子治療も含め、医療が日進月歩で発達してきている今でも、この昔からの治療法が、しっかりと健在している事実は、何を物語っているのでしょうか?効かなければ、また、西洋医学の方がよければ、もうとっくに消滅してしまっていいはずです。そして、昨今、発祥の地であるアジアだけでなく西洋医学の元祖である欧米でも、広く注目され始めてきているのはどうしてなのでしょうか?
それは、ほとんどあらゆる疾患が、精神や感情と深く結びついて、全身が係わって発症していることに、見事に対応した治療法であるからだと思われます。西洋医学は基本的に、表面に出てきた悪い部位を主としてやっつける局所治療なのに対して、はりきゅう治療は、精神も含めて、その原因である大本にアプローチするやり方なのです。さらに個人々の個別の状況も反映したやり方なのです。FDA(米国食品医薬品局)やNIH(米国立衛生研究所)も、その効果を最近承認し、WHO(世界保健機関)は、鍼治療の適応として、49の疾患をリストアップしています。
医療費の頭打ちで、日本でも診療の自由化が検討されていますが、そうなると、はりきゅう治療で直せる疾患が多く、病気の予防効果も素晴らしいことも考慮すれば、将来、副作用もあり、しかも高価な薬などに、まずは頼らずに、ファースト・チョイス(初めに受ける治療)として、はり・きゅう治療が普通となる時代が、もしかしたら来るかも知れませんね?!
【どんな治療法? はりは痛い?】
治療に用いるはりは、昨今では通常、直径0.16 〜 0.18mm、長さ4 〜 5cm程度のステンレス製で、皮下に5mm 〜 1cm程刺します。太い注射針と比べて、蚊のように極めて細く、さらに、はりだけをそのまま刺す中国のはりと異なり、世界で一番優しい、日本のはりは、管を通して刺す独自の方法で(指先の微妙なテクニックが必要)なので、刺さるときの痛みはまずありません。
皮膚上のツボに刺入後、手を使って適度の刺激を加えたり、数十分そのまま置いたり、電気を用いる人もいます。きゅうは、モグサを米粒半分くらいの大きさで直接、皮膚のツボに載せ、あるいはツボに刺した鍼の頭に付けたりして、燃やしたり、棒状のモグサを燃やして皮膚に近づけたり離したりします。
【はりきゅうはどうして効くのか?】
人体を貫くネットワークである14の経絡には、生命を維持するエネルギーの気と血が循環しているとされます。この経絡上には主に361箇所のツボがあり、これをはりやきゅうで刺激すると、脳に刺激が伝わり、鎮痛作用があるモルヒネ様物質ができて痛みが除去されたり、交感神経などを介して内蔵機能を調整したりします。さらに末梢の血流改善、血管の直径の増大、自律神経の緊張緩和、免疫力の向上等も確認されています。(日経新聞・鍼灸よろず相談を部分的に参照)
【自然界との係わりさえ考慮するはり治療】
人間を小宇宙とみなし、身体に起こる様々な現象を大宇宙(大自然)の法則によるものと考えます。そして、病気を心身のひずみによるものとし、ひずみをなおすこと、自然界との調和をはかることに主眼が置かれるのです。
この関連で、私が感動したのは、効果以外に、この治療法が自然界との係わりさえ考慮する点でした。月が満ちているときは、補(ホ)のはり(よいものが少ないので、それを増やすようなはりの刺し方)はダメで、逆に、月が欠けているときは、瀉(シャ)のはり(よくないものが多いので、それを減らすようなはりの刺し方)はダメなのです。また、温かいときは気が浮いているので、はりは浅く早くやるのがよく、寒いときは気が沈んでいるので、はりは深くゆっくりやるのがよいのです。
これは決して笑うべきものではなく、文明の発達に、ともすれば翻弄されて、祖先も含めて、自然界に生まれ育ち置かれた事実を忘れがちな、現代の我々が再認識すべきことでしょう。女性の生理や出産が月の満ち欠けに影響を受ける等、卑近な例はたくさんあるのです・・・
さらに、病気の誘因は内因(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の感情の変化)、外因(風・寒・暑・湿・燥・火の環境の変化)、不・内外因(日常生活の不摂生や事故)で分類し、具体的な治療法は東洋医学的診断法の陰陽論や五行論に基づき展開されてゆきます。